苦手な科目を得意に変える！家庭でできる学習サポート法

leaf-fukui
10月10日
読了時間: 4分

こんにちは、個別ゼミLEAFの飯田です。

今回は「苦手な科目を得意にするための家庭での学習サポート法」というテーマで、保護者の方に向けてお話しします。

「うちの子、どうも英語が苦手みたいで…」「数学になるとやる気を失ってしまうんです」

こうしたお悩みは、どのご家庭にもあるものです。けれど、苦手科目というのは決して「才能」や「能力」の問題ではありません。ちょっとした工夫や、日々の接し方ひとつで、お子様の意識や学習の取り組み方は大きく変わります。

今回は、家庭でできる具体的なサポート法を中心に、苦手克服のためのヒントをお伝えします。

苦手の正体は「理解不足」ではなく「つまずきの蓄積」

まず、苦手科目ができてしまう一番の原因は、「分からなかったところをそのままにしてしまった」ことです。とくに数学や英語のように積み重ね型の教科は、一つの単元でつまずくと、その後の学習が急に難しく感じられるようになります。お子様自身も「なぜ分からないのか分からない」という状態になりやすく、「もう無理」と思い込んでしまうのです。この“思い込み”こそが、やる気の低下や勉強の拒否感に直結します。ですから、苦手克服の第一歩は、「どこから分からなくなったのか」を一緒に探ってあげることです。

家庭でできる！苦手克服のための3つのアプローチ

塾での指導ももちろん大切ですが、日々の学習時間の多くは家庭で過ごすものです。家庭での過ごし方ひとつで、学習への姿勢や成果には大きな差が生まれます。以下に、保護者の方ができる効果的なサポート法を3つご紹介します。

1. 苦手の原因を一緒にたどる

苦手科目を前にした子どもに、「ちゃんとやりなさい」と言っても、モチベーションは上がりません。大切なのは、「どこでつまずいたか」「何が分からないのか」を、親子で一緒に確認していくことです。教科書やノートを見返しながら、「ここの単元、少し難しかった？」といった声かけをするだけでも、お子様の安心感は変わります。叱るのではなく、「分からないことは悪くない」と伝える姿勢が、次の行動への意欲につながります。

2. 小さな成功体験を積み重ねる

苦手意識を克服するには、「できた！」という経験の積み重ねが何より重要です。いきなり難しい問題に挑戦させるのではなく、「少し簡単」「確実にできる」問題から始めることがポイントです。「この問題、今日すぐにできたね」「前よりスムーズに解けたね」そういった小さな変化を一緒に喜ぶことが、自己肯定感を育て、やる気を引き出します。お子様にとっての“できる”を増やすことが、苦手を得意に変えていく原動力になります。

3. 毎日10分でも継続する「学習習慣」

「苦手科目は後回し」「テスト前だけ集中」になりがちですが、それではなかなか克服はできません。実は、1日10分でも毎日継続することの方が、長時間の一夜漬けよりはるかに効果的です。「英単語を5つだけ覚える」「計算問題を3問だけやる」など、無理のない量からスタートするのがおすすめです。最初の目標は、「勉強すること」ではなく「机に向かうこと」でもOK。小さなルーティンが定着すると、学習に対するハードルも自然と下がっていきます。

塾と家庭の両輪で取り組むのが理想

お子様の学力を伸ばすうえで最も効果的なのは、塾と家庭がそれぞれの役割を果たしながら、同じ方向を向いて学習を支えていくことです。塾では、正しい学習方法を身につけたり、苦手分野を客観的に分析して指導したりと、専門的な視点からのサポートが可能です。一方で、家庭では日々の習慣づくりや精神的な支えといった、生活に根ざしたサポートが大きな力になります。どちらか一方だけでは補いきれない部分を、互いに補完し合うことで、お子様の成長はより確かなものになります。塾と家庭が連携し、「学習の習慣化」と「学び方の定着」の両面を支えていくことこそ、苦手克服への近道です。個別ゼミLEAFでは、そのための橋渡しとなる役割を大切にしています。

おわりに：苦手は「できる喜び」で変わっていく

苦手科目を克服するには、特別な才能や強い意志が必要なわけではありません。「分からない」をそのままにせず、少しずつ「できること」を積み重ねていくことが何より大切です。

そして、家庭での温かいサポートが、その歩みを後押ししてくれます。一緒に問題を見直したり、小さな成長に気づいて声をかけてあげたりすることで、子どもたちは前向きに変わっていきます。私たち個別ゼミLEAFは、苦手を「得意」に変えるその過程を、全力でサポートしてまいります。ご家庭での学習に少しでも不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。お子様の「できた！」の笑顔を、一緒に増やしていきましょう。