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子どもに「読書感想文を手伝って!」と言われたら~5回シリーズ 第1回~

  • 執筆者の写真: leaf-fukui
    leaf-fukui
  • 3 日前
  • 読了時間: 5分

子どもに「読書感想文を手伝って!」と言われたら


~誰でも実践できる、「考える力」を育てる5つのステップ~


こんにちは。福井市の学習塾・進学塾、個別ゼミLEAFの飯田です。


夏休みになると、多くの保護者の方から、

「子どもに『読書感想文を手伝って!』と言われたけれど、どう教えればよいか分からない。」

というご相談をいただきます。

「どこまで手伝えばいいの?」「親が文章を考えてしまってもいいの?」「何を書けばいいの?と言われたら、どう声を掛ければいいの?」

大切なのは、読書感想文を完成させることだけではありません。


この機会に、お子様が「自分で考え、自分の言葉で伝える力」を身に付けていくことも、とても大切です。

今回から5回にわたり、ご家庭でも実践できる「読書感想文の書き方」をご紹介します。

このシリーズが、お子様の考えを引き出し、自分の言葉で表現する力を育てるヒントになれば幸いです。



第1回 読書感想文の書き方


読書感想文は「あらすじ」ではありません


まず知っていただきたいのは、読書感想文は、本の内容を説明する作文ではないということです。

例えば、

「主人公は〇〇をしました。」「最後は〇〇になりました。」

これだけでは、本の紹介になってしまいます。


読書感想文で大切なのは、

「その場面を読んで、自分がどう感じたか」を書くことです。

しかし、小学生や中学生にとって、「感想を書こう」と言われても難しいものです。

だからこそ、考えを整理するための「型」が必要なのです。



まず「テーマ」を決めます


本を読み終えたら、最初に考えることは一つだけです。

「この本で一番伝わってきたことは何だろう?」ということです。

例えば、

・あきらめないこと

・家族の大切さ

・友達との絆

・勇気を出すこと

・命の大切さ

など、本には中心となるテーマがあります。

このテーマが決まると、読書感想文全体の軸ができます。

ここで注意したいのは、全部を書こうとしないことです。

「あれも書きたい、これも書きたい」となると、まとまりのない文章になってしまいます。

まずは一つのテーマを決めることが、上手に書くための第一歩です。



保護者の方は「先生」にならなくて大丈夫です


ここで、保護者の方によくある場面をご紹介します。

お子様に、

「感想を書きなさい。」と言っても、

「分からない。」で終わってしまうことがあります。

そんなときは、文章を教える必要はありません。


代わりに、一つだけ質問してみてください。

「この本で一番心に残った場面はどこ?」これだけです。

もし答えられたら、「どうしてそこが心に残ったの?」と聞いてみてください。


この「どうして?」という一言が、お子様の考えを引き出します。

答えが長くなくても構いません。

「すごいと思った。」「かわいそうだった。」

それだけでも十分です。大切なのは、そこから会話を続けることです。



「書けない」のではなく、「話せる」ことが多い


実際に「書けない」と言っていたお子様が、話し始めると止まらなくなることがあります。

例えば、

「主人公がかわいそうだった。」と言ったお子様に、

「どうしてそう思ったの?」と聞くと、

「一人ぼっちだったから。」と答えます。

さらに、

「自分にも似たような経験はある?」と聞くと、

「去年、クラス替えで友達がいなくて寂しかった。」と話してくれることがあります。


ここまで話せたら、もう読書感想文の材料はできています。あとは、その言葉を文章にするだけです。


つまり、お子様は「書けない」のではなく、「考えていることを文章にする方法」を知らないだけなのです。



ワンポイントアドバイス


読書感想文で、できるだけ避けたいことがあります。

それは、保護者の方が文章を考えてしまうことです。

「こう書いたら?」「この言葉の方がいいよ。」

その気持ちはよく分かります。


しかし、それでは「お子様の感想」ではなくなってしまいます。

保護者の方の役割は、「正しい答えを教える人」ではありません。

お子様の考えを引き出す人です。

「どうして?」「自分だったら?」

この二つの質問だけでも、お子様の考えは驚くほど広がります。



今日からできる親子チャレンジ


今日、お子様にぜひ次の3つを聞いてみてください。

① この本で一番心に残った場面はどこ?

② どうしてそこが心に残ったの?

③ 自分だったらどうする?


この3つの質問だけでも、お子様は「考える練習」ができます。

読書感想文だけでなく、これから先の作文や記述問題にも役立つ力になります。



次回予告


今回は、「テーマを決めること」の大切さについてお話ししました。

次回は、「心に残った場面はどう選ぶ?」をテーマに、あらすじにならず、読みやすい読書感想文にするコツをご紹介します。


実は、1,200字の読書感想文を書くためには、場面の選び方がとても重要です。

「場面をどう選び、どうつなげればよいのか」を、具体例を交えながら分かりやすくお伝えしますので、ぜひご覧ください。



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